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念願の黒八丈が友人の手で織られ着物に仕立てられるまでをのせてます。 | ||||||||||||
★黒八丈が できるまで ★ |
はじめに 黄八丈の織子になって10年という、友人のK子さん。自分のために黒八丈を織るというので、私も一緒に織ってもらう事にした。 友人が織った着物を持てるなんて、そんなチャンスそうそうあるものではない。 |
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えっ、もう2反織ったの? | ||||||||
通常、黄八丈は4反から6反分まとめて整経をするのだそうです。みんなで見本から柄を選びました。 それからしばらく、まかせっぱなしの私でしたが、思い出に、行程を写真におさめようと休日に家をたずねると、彼女は、すでに2反織り上げていました。 「整経」の作業を撮影する事はできなかったわけで、とても残念。 実物は見られなかったので、作業を説明してもらいました。理解不能。 とても大変そうだという事と、縦糸の「ヘ」に通す通し方と、「へ」を上下させる棒の踏み方のバリエーションで、いろいろな地紋が織り上がると言うから、それを考え出した人が”すごい!”と、2人で、ただただ感嘆してしまいました。 |
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糸繰りの仕事は、手荒れが大敵! | |||||||||
リクエストをして、「糸繰り」だけはしてもらった次第です。 染めあがった糸の束から枠に巻き取るこの作業は、そんなにむつかしい事はないと言いますが、ていねいにすればそれだけ、糸の状態が良く、従って織り上がりも良くなるのだそうです。 黄八丈の、染め色は、白、黄、樺、黒。(最近はグレーもあったりするが)色が濃いほど、染めた回数が多いので、その分糸の弱りがあります。 絡まった時にはハサミを入れて繋ぎ合わせたり、けっこう根気のいる作業に思います。 手など荒れていると絹糸がひっかかって、なかなか手から離れてくれません。 ネコちゃんが何か付いた時の手(足?)を振るときの、あのシグサをひんぱんにする事になるのです。 |
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紙のように織る | |||||||||
私たちが選んだのは綾織りでなく平織りですから、ほんのちょっとした糸の毛羽立ちなど、糸の状態がストレートに織り上がりに響きます。 紬風だった昔の黄八丈とちがい、最近は「紙のように織る」のがベストとされているのだそうです。 島の人に言わせると、「すっぺりと織る」と。 おもしろかったのは、湿気の話。 普通、縦糸1寸の幅に横糸100本入るのがちょうど良い織り方。ところが、湿気が多いと110本とか多く入ってしまうのだそうです。 と、どうなるかというと、つまって固い生地になってしまうわけです。 逆に乾燥気味のときは本数が入らず、いざ糊抜きをしてみると反物がやわらかすぎて適度なコシまで失ってしまうのですね。 何故なのか? それは縦糸には糊付けをしてあるからだと彼女は推測しました。 だから、湿気の多い時期は糊を多めにして縦糸を固めて、横糸の入り方をおさえる必要があるのだそうです。 この様に自然に影響を受けるあたりが絹であり、天然のものなんだなーとあらためて思います。 |
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織りの仕事は車の運転よりむつかしい!? | |||||||||
私には、足の踏み方と「へ」の関連がどうなっているのか、織っているのを見ていてもさっぱりかりません。 平織りは、2本の棒しか踏まない、耽々とした2拍子。 綾織りは、4本の棒を踏むが、同じ綾織りでも「まるまなこ」「市松」などなど、その地紋の違いによって、踏む順番がちがう。 聞けば聞くほどわからなさに気が遠くなる、右足と左足と右手と左手の関係。 きっと車の運転よりはるかにむづかしいのでは? つづく。 |
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